LONGSTOX / HOW TO COMPARE STOCKS
米国株の比較方法:日付・期間・会計範囲をそろえる
2社を比較する前に、事業モデルと業種が本当に比較可能かを確認し、株価・時価総額の日付、財務期間、通貨、1株当たりか総額か、GAAPか調整後かをそろえます。PER、売上成長、フリーキャッシュフローは分子・分母と期間が一致する場合に限って横並びで読めます。欠損値や負数をゼロとせず、評価倍率を売買判断にしません。
まず事業が本当に比較可能かを判断する
10-Kまたは10-Qで主要製品、地域、報告セグメント、主なリスクを確認します。同じ業種でも、サブスクリプション、広告、製造、金融では収益認識、資本集約度、利益構造が異なります。事業範囲が違う場合、単一の評価倍率でセグメントとキャッシュフローの分析を代替できません。
市場の日付と財務報告期間を分ける
株価と時価総額は取引日のスナップショットで、貸借対照表も期末時点です。一方、損益計算書とキャッシュフロー計算書は一定期間を対象にします。価格日、年度・四半期末、TTMか単一期間か、通貨を明記します。決算月が異なる会社は同じ「年次」という表示だけではそろいません。
GAAP・調整後・1株当たり指標を区別する
純利益、営業キャッシュフロー、株主資本は異なる財務諸表の項目で、相互に代用できません。調整後利益、EBITDA、フリーキャッシュフローなどの非GAAP指標は会社の定義と最も近いGAAP指標への調整を残します。1株当たり比較では希薄化株式数、自己株取得、発行、分割、買収の影響も確認します。
確認チェックリスト
| 確認する項目 | 読み解き方 |
|---|---|
| 事業範囲 | 主力事業・セグメント・資本集約度を確認。 |
| 日付と期間 | 価格日・報告期末・TTM期間を分ける。 |
| 単位と通貨 | 総額・1株当たり・比率・通貨を区別。 |
| 会計範囲 | GAAPと調整後指標を調整表なしで混在させない。 |
限界と反例
会計方針、会計年度、資本構成、業界特性は異なり得ます。買収、株式分割、修正再表示で過去比較も変わります。公開データには遅延や改定があり、口座の税務や個人のリスク許容度は含みません。銘柄推奨や投資助言ではありません。
情報源と確認先
調査・教育目的の情報であり、証券の推奨や個別の投資助言ではありません。過去の実績は将来の成果を示すものではありません。
